志望動機欄のない履歴書テンプレートの使い方
メリット・デメリットと、使ってよい場面
履歴書のテンプレートには、志望動機欄のないものがあります。職歴を多く書きたい人、志望動機を職務経歴書にまとめたい人、志望動機が思いつかない人などに選ばれている書式です。ただし、どの応募にも使えるわけではありません。このページでは、志望動機欄のないテンプレートを選ぶ理由、使ってよい場面と避けたほうがよい場面、メリットとデメリット、テンプレートの例、出すときにやっておくことをまとめました。志望動機を書くことになったときの、短い作り方も載せています。
志望動機欄のないテンプレートは、どんな人が選ぶのか
志望動機欄のないテンプレートを選ぶ理由は、1つではありません。主なものは7つです。
1. 職歴が多く、行数がほしい
履歴書の欄は、限られた紙面を分け合っています。志望動機欄のない書式は、その分だけ学歴・職歴の行数が多くなっています。転職の回数が多く、標準の書式では職歴が入りきらない人が選びます。
2. 志望動機は、職務経歴書にまとめたい
転職の応募では、履歴書と職務経歴書を一緒に出すのが一般的です。応募の理由は、職務経歴書のほうが、これまでの仕事とつなげて書けます。同じ内容を2か所に書かず、履歴書は経歴を伝える役目に絞りたい人が選びます。
3. 登録や提出のための履歴書で、志望する相手がいない
転職エージェントや派遣会社への登録、ハローワークでの相談など、応募先が決まる前に履歴書を出す場面があります。志望する相手がまだいないので、志望動機は書きようがありません。志望動機欄のある書式を使うと、欄を空けたまま出すことになります。
4. 採用がほぼ決まっていて、形式として出す
知人の紹介で働くことが決まっている場合や、「履歴書だけ持ってきてください」と言われた場合です。応募の理由は、すでに相手に伝わっています。必要なのは、連絡先と経歴を正確に書いた1通です。
5. アルバイト・パートで、働ける曜日と時間を伝えたい
シフト制の仕事では、採用する側がまず確かめたいのは、いつ、どれだけ働けるかです。志望動機欄の代わりに、働ける曜日と時間を書く欄を設けた書式があり、アルバイト・パートの応募で選ばれます。
6. 志望動機が思いつかない、うまく書けない
仕事を選ぶ理由は、もともと条件であることがほとんどです。応募を決めたときの本音を並べると、たとえば次のようになります。
- 家から近くて、通いやすい
- 給料や休みが、今より良い
- 未経験でも応募できると書いてあった
- 今の仕事を、早く辞めたい
- そろそろ正社員になりたい
- 求人サイトを見ていて、たまたま目に入った
どれも、仕事を選ぶ理由として自然なものです。ところが、履歴書の見本には「貴社の理念に共感し」「これまでの経験を活かして貢献したく」といった文が並んでいます。自分の本音とは離れているので、写す気になれません。かといって、「家から近いからです」とそのまま書くわけにもいきません。志望動機の欄で手が止まるのは、この2つの間で動けなくなるからです。
志望動機が書けないことと、働く気がないことは別です。求人を探し、履歴書を作るところまで来ている時点で、働く気はあります。足りないのは気持ちではなく、気持ちを決まった欄に文章で収める作業のほうです。
7. 下手に書いて損をしたくない、思っていないことを書きたくない
書こうと思えば書けるけれど、あえて書かない人もいます。短い文や、ありきたりな文を書いて印象を落とすくらいなら、欄のない書式で経歴だけを見てもらいたい。思ってもいないことを書くのは気が進まない。どちらも、書式を選ぶ理由として筋が通っています。
どの理由でも、確かめることは同じ
志望動機欄のないテンプレートは、手を抜くための書式ではありません。伝えたいことに合わせて、欄の取り方を選んだ書式です。ただし、使ってよい応募と、避けたほうがよい応募があります。理由が1〜5の人は、3章で使える場面を確かめます。理由が6・7の人は、先に2章を読んでください。
志望動機が書けない7つの理由
志望動機が書けない理由は、人によって違います。自分に近いものを探してください。理由が分かると、取る方法が決まります。
1. 文章を書くのが苦手
話せば伝えられるのに、書こうとすると言葉が出てこない。学校を出てから、まとまった文章を書く機会がなかった人には、ふつうのことです。体を動かす仕事や接客の仕事では、文章を書く場面がほとんどありません。志望動機は作文ではないので、うまく書こうとしなくてかまいません。
2. 特に考えていない
場所・給料・休み・時間といった条件で選んだので、その会社でなければならない理由がありません。これは、応募する人の大半に当てはまる選び方です。会社のほうも、条件を見て応募してくる人がいることは分かっています。
3. 応募先のことをよく知らない
読んだのは求人票だけで、どんな会社なのかは分からない。知らない会社について「魅力を感じました」とは書きにくいものです。会社の全体を知る必要はありません。求人票の中から、自分に関係のある1行を見つければ足ります。
4. 未経験で、言えることがない
見本の志望動機は「前職の経験を活かして」と続きます。初めての職種に応募する人には、続きが書けません。未経験の人が書くのは、経験ではなく、なぜこの仕事を選んだかと、続けられる理由です。
5. 何社も応募している
志望動機は、応募先ごとに書き直す欄です。5社に応募すれば、5回考えることになります。仕事をしながら転職活動をしている人には、大きな負担です。
6. 本当の理由が後ろ向き
人間関係がつらい、体力が続かない、給料が上がらない。応募のきっかけが「今の職場を出たい」である人は多くいます。辞めたい理由は、そのままでは志望動機になりません。ただし、裏返すと「次の職場に求めること」になり、これは志望動機として書けます。
7. 見本の文が立派すぎる
見本の多くは、経験の長い人や、実績を数字で言える人に向けて書かれています。自分の経歴に当てはめようとすると、事実と違う文になってしまいます。見本と同じ水準の文を書く必要はありません。
理由ごとの、取る方法
志望動機は、書かなくてもよいのか
応募先から書式の指定がなく、志望動機の記入も求められていなければ、志望動機欄のない履歴書を出してかまいません。
履歴書の書式は、1つに決まっていません。厚生労働省が公表している様式には「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」の欄がありますが、これは様式の例です。どの書式を使うかは、応募する人が選べます。書式の違いは、履歴書テンプレートの選び方にまとめています。
「欄がない」と「欄が空いている」は、まったく違う
志望動機欄のある書式で、欄を空けたまま出すのは避けます。採用担当者には、書き忘れたのか、書く気がなかったのかの区別がつきません。どちらに受け取られても不利です。
志望動機欄のない書式なら、空欄そのものが生まれません。採用担当者が受け取るのは、すべての欄が埋まった履歴書です。志望動機を書かないと決めたら、欄を空けるのではなく、欄のない書式に替えます。
志望動機欄のない書式を使ってよい場面
- 転職の応募で、職務経歴書も一緒に出す
応募の理由は、職務経歴書に書けます。履歴書は、経歴を正確に伝える役目に絞れます。 - 勤めた会社が多く、職歴欄が足りない
職歴を省くより、志望動機欄をなくして職歴をすべて書くほうが大事です。 - アルバイト・パートの応募
採用する側がまず知りたいのは、働ける曜日と時間です。その欄がある書式には、志望動機欄がないものがあります。 - 転職エージェントや派遣会社に登録する
応募先が決まる前に出す履歴書です。志望動機は、応募先が決まってから用意します。 - 面接の日がすでに決まっている
知人の紹介や、電話での応募で面接が決まっている場合です。応募の理由は、面接で直接話せます。
志望動機欄のある書式を使う場面
- 求人に「志望動機を記入」と書かれている
求められているものを出さないと、指示を読んでいないと見られます。 - 応募先が指定した書式や応募フォームに、志望動機欄がある
指定の書式をそのまま使います。別の書式には替えません。 - 新卒の就職活動
職歴がないので、見られるのは学歴と、志望動機・自己PRです。 - 未経験の職種に、履歴書だけで応募する
経歴からは応募の理由が読み取れないので、文で伝える必要があります。 - 職歴がない、または少ない
志望動機欄をなくすと、伝えられることがほとんど残りません。
迷ったら、求人票の「応募書類」を見る
判断の材料は、求人票の応募書類の欄にあります。「履歴書・職務経歴書」と書かれていれば、志望動機は職務経歴書に回せます。「履歴書のみ」「履歴書(写真貼付)」とだけ書かれていれば、応募の理由を伝える紙は履歴書しかありません。この場合は、短くても志望動機を書くほうが安全です。
志望動機を書かない6つのメリット
志望動機欄をなくすと、紙面と手間の両方に余裕ができます。
1. 職歴を多く書ける
履歴書の欄は、限られた紙面を分け合っています。志望動機欄をなくした書式は、その分だけ学歴・職歴の行数が増えています。レジュ速の場合、標準の書式は21行、志望動機欄のない職歴広めの書式は25行です。学歴に1校(入学と卒業の2行)を書き、退職した会社を入社と退社の2行ずつで書くと、標準の書式は8社まで、職歴広めの書式は10社までが目安です。職歴広めの書式は、こちらから作成を始められます。
転職の回数が多い人が、行数の足りない書式を使うと、職歴を省くか、文字を詰めることになります。職歴を省くと、経歴に空白ができます。職歴が多いときの書き方は、履歴書の職歴が多いときの書き方にまとめています。
2. 職務経歴書にしっかり書ける
履歴書の志望動機欄は、数行分の広さしかありません。職務経歴書は、欄の広さに縛られずに書けます。応募の理由を、これまでの仕事の内容とつなげて書けるので、同じことを伝えるなら職務経歴書のほうが向いています。同じ内容を、履歴書と職務経歴書の2か所に書く手間もなくなります。
3. 借り物の文章を出さずに済む
思いつかないまま欄を埋めようとすると、見本の文を借りることになります。借りた文は、面接で「具体的には、どのあたりですか」と聞かれたときに答えられません。書類に書いたことと、口で話すことが食い違うのは、何も書いていないより不利です。志望動機欄がなければ、この食い違いは起きません。
4. ほかの会社あての文が残る心配がない
複数の会社に応募していると、前の会社あてに書いた志望動機を消し忘れることがあります。別の会社の仕事内容が書かれた履歴書は、それだけで不採用の理由になります。志望動機欄のない書式なら、この心配がありません。
5. 余白が目立たない
2行しか書けない人が、広い志望動機欄のある書式を使うと、欄の大半が白く残ります。余白の多い欄は、意欲が低いように見えます。書く量に合わない欄は、あるほうが不利になります。
6. 応募までが早くなる
志望動機で手が止まり、そのまま応募をやめてしまう。いちばん損なのは、この終わり方です。良い求人は、募集が早く締め切られることがあります。志望動機欄のない書式で、まず応募を済ませるほうが、書けないまま何日も置くより前に進めます。
志望動機を書かない5つのデメリット
不利になるのは、主に、履歴書だけを出す応募です。
1. 履歴書だけを出す場合、応募の理由が何も伝わらない
職務経歴書を付けない応募では、採用担当者の手元にあるのは履歴書1通だけです。そこに書かれているのは、氏名、住所、学歴、職歴、資格です。「なぜ、うちに応募したのか」を知る手がかりが、どこにもありません。
採用担当者が気にするのは、長く働いてくれるかどうかです。応募の理由が見えないと、「どこでもよかったのではないか」「ほかが決まったら辞退するのではないか」と受け取られることがあります。経歴に問題がなくても、面接に呼ぶ決め手を欠くことになります。
2. 志望動機を書いた応募者と比べられる
同じ求人に、似た経歴の人が2人応募したとします。1人は応募の理由を3行書いていて、もう1人は書いていません。面接に呼べるのが1人だけなら、理由が分かる人のほうが選ばれやすくなります。応募者の多い求人ほど、この差が出ます。
3. 未経験の応募では、補うものがなくなる
経験のある職種に応募するなら、職歴そのものが「この仕事ができます」という説明になります。未経験の職種では、職歴を見ても、なぜ応募したのかが分かりません。その説明をする場所が、志望動機欄です。欄をなくすと、経験がないことだけが残ります。
4. 面接では、結局聞かれる
志望動機欄のない履歴書を出しても、面接では「どうして応募されたのですか」と聞かれます。書類に書いていない分、必ず聞かれると考えておくほうが確かです。志望動機を考えること自体からは、逃げられません。
ただし、紙に150字で書くのと、口で30秒話すのは、別の作業です。文章は苦手でも、話すのは苦にならない人はいます。そういう人にとって、志望動機欄のない書式は、苦手な作業だけを省く方法になります。
5. 求められているのに書かないと、指示を読んでいないと見られる
求人に「志望動機を記入のこと」とあるのに、志望動機欄のない書式で出すと、内容より前に、指示に従っていない点で評価を落とします。仕事でも指示を読まない人だ、と受け取られるためです。
デメリットが小さい応募、大きい応募
- 小さい
職務経歴書を一緒に出す転職の応募。働ける曜日と時間が重視されるアルバイト・パートの応募。経験のある職種への応募。 - 大きい
履歴書だけを出す応募。未経験の職種への応募。応募者の多い人気の求人。新卒の就職活動。
デメリットが大きい応募で、それでも志望動機欄のない書式を使う場合は、7章の方法で補います。
志望動機欄のない履歴書テンプレートの例
志望動機欄のない書式は、大きく2種類あります。職歴欄を広げた書式と、働ける曜日・時間を書く欄のある書式です。
職歴欄を広げた書式(転職向け)
志望動機欄をなくし、その分を学歴・職歴の行数に回した書式です。転職の応募で、職務経歴書と一緒に出す使い方に合います。
氏名・生年月日・性別・住所・電話・メールアドレス
写真欄
学歴・職歴(25行)
免許・資格(8行)
本人希望記入欄
- 向いている人
勤めた会社が多い人。職務経歴書に志望動機をまとめる人。 - 向いていない人
職歴が1〜2社の人。学歴・職歴欄の下半分が空き、経歴が薄く見えます。
職歴広め・志望動機無しの書式で、作成を始めることができます。書式の見本は、志望動機欄のない履歴書のページにあります。
働ける曜日と時間を書く欄のある書式(アルバイト・パート向け)
志望動機欄の代わりに、働ける曜日と時間を書く欄を設けた書式です。シフト制の仕事では、採用する側がいちばん先に確かめたいのが、この2つです。
氏名・生年月日・性別・住所・電話・メールアドレス
写真欄
学歴・職歴(21行)
免許・資格(7行)
就労希望曜日・希望就労時間
本人希望記入欄
- 向いている人
アルバイト・パートに応募する人。働ける曜日と時間がはっきりしている人。 - 向いていない人
正社員の求人に応募する人。曜日と時間の欄が、応募の内容と合いません。
パート・バイト用の書式で、作成を始めることができます。書式の見本は、パート履歴書、アルバイト履歴書のページにあります。
レジュ速の7つの書式と、志望動機欄の有無
- 厚労省推奨レイアウト
志望動機欄あり。この書式で作成を始める - 写真無し・厚労省推奨項目
志望動機欄あり。この書式で作成を始める - 職歴広め・志望動機無し
志望動機欄なし。この書式で作成を始める - 自己PR広め
志望動機・自己PRの欄あり。この書式で作成を始める - 職歴なし・半面フリー
志望動機と本人希望をまとめて書く、広い欄あり。この書式で作成を始める - パート・バイト用
志望動機欄なし。この書式で作成を始める - A4 1枚
志望動機欄あり。この書式で作成を始める
「パート・バイト用」と「A4 1枚」は、どちらもアルバイト向けですが、志望動機欄の有無が違います。志望動機を書かないなら、「パート・バイト用」を選びます。
市販の履歴書や、ほかのテンプレートから探すとき
「転職用」「パート・アルバイト用」といった名前だけでは、志望動機欄の有無は分かりません。同じ名前でも、作っている会社によって欄の構成が違います。買う前、使う前に、見本で次の2つを確かめます。
- 志望動機の欄があるか。あるなら、何行分か。
- 「志望動機・自己PR・本人希望」のように、ほかの欄と1つにまとまっていないか。まとまっている欄は、何も書かないと大きく空きます。
自分で欄を消すのは、おすすめしない
文書ソフトで作られたテンプレートから志望動機欄だけを削ると、表の罫線がずれたり、ページの下が大きく空いたりします。形の崩れた履歴書は、内容より先に目につきます。欄を消すより、初めから欄のない書式を使うほうが確実です。
志望動機欄のない履歴書を出すときに、やっておくこと
履歴書に書かない分、応募の理由を伝える場所を、ほかに1つ決めておきます。
職務経歴書の自己PRに、2〜3行で書く
職務経歴書を出す応募なら、自己PRの最後に、応募の理由を書き添えます。これまでの仕事の話に続けて書けるので、履歴書の志望動機欄に単独で書くより、書きやすくなります。
倉庫内でのピッキングと検品を4年間担当し、出荷ミスを出さないための確認の手順を身につけました。貴社の求人で、入荷から出荷までを一貫して担当できると知り、これまでの経験を広げられると考えて応募いたしました。
応募のメールや添え状に、一言添える
メールで応募する場合は本文に、郵送する場合は添え状に、応募の理由を1〜2文で書きます。長い文は要りません。
自宅から通いやすく、長く勤められる職場を探しており、貴社の配送スタッフの求人に応募いたしました。
書類の送り方は、履歴書の提出マナーにまとめています。
本人希望欄に、希望する職種を書く
複数の職種を募集している会社では、本人希望欄に、希望する職種を書きます。何の仕事に応募したのかが、履歴書だけで伝わります。
倉庫内作業スタッフを希望いたします。
勤務地・勤務時間は、貴社の規定に従います。
本人希望欄は、条件を伝えるための欄です。志望動機の代わりに、長い文を書く場所ではありません。書くのは、職種・勤務地・勤務時間などの希望にとどめます。
面接で答える一言を、先に決めておく
志望動機欄のない履歴書を出したら、面接で理由を聞かれると考えて、答えを1つ用意しておきます。紙に書かなくてかまいません。「なぜここに応募したか」を、自分の言葉で言えるようにしておけば足ります。答え方は、10章にまとめています。
それでも書くことになったら:3つの文で作る
志望動機は、3つの文を並べれば形になります。うまい文章は要りません。
- 1つめの文:ここを選んだ理由
本音を、言い換えて書きます。 - 2つめの文:自分ができること、続けられる理由
これまでの仕事や生活の中から、事実を1つ書きます。 - 3つめの文:入ってからやりたいこと
「長く働きたい」「早く仕事を覚えたい」で十分です。
本音を、志望動機の言葉に言い換える
条件で選んだ理由は、少し言い方を変えると、そのまま1つめの文になります。
- 家から近い
「自宅から通いやすく、長く勤められる職場だと考えました」 - 給料が今より良い
求人票から、給料につながる制度を1つ選びます。「資格手当の制度があり、資格を取りながら長く働きたいと考えました」 - 休みが多い、土日が休み
「生活のリズムを整えて、長く働き続けたいと考えました」 - 未経験でも応募できた
「未経験から学べる研修があると知り、応募いたしました」 - 今の仕事がきつい、辞めたい
辞めたい理由を裏返して、次の職場に求めることを書きます。「体力に頼る働き方から、技術を身につけて長く続けられる仕事に移りたいと考えました」 - 正社員になりたい
「1つの職場に腰を据えて、責任のある仕事を任されたいと考えました」 - たまたま目に入った
求人票の中で目に留まった1行を、そのまま理由にします。「少人数の職場で、幅広い作業を任せてもらえる点にひかれました」
言い換えは、うそを書くことではありません。本当の理由を、相手が受け取りやすい形に直すだけです。本音にないことは足しません。足した内容は、面接で聞かれたときに答えられなくなります。
例文
自宅から通いやすく、長く勤められる職場を探しており、貴社の求人に応募いたしました。飲食店で3年間、立ち仕事と開店前の準備を続けてきたので、体を動かす仕事には自信があります。未経験ですが、早く作業を覚え、フォークリフトの資格も取りたいと考えています。
1つの職場に腰を据えて働きたいと考え、正社員を募集されている貴社に応募いたしました。これまで工場のアルバイトとして、検品と梱包の作業を2年間担当し、無遅刻・無欠勤で勤めてきました。正社員として、任される範囲を少しずつ広げていきたいと考えています。
人と話す仕事に就きたいと考え、未経験から始められる貴社の販売スタッフに応募いたしました。前職の引越作業では、お客様のお宅で作業の内容を説明する場面が多く、分かりやすく伝えることを心がけてきました。商品の知識を早く身につけ、安心して相談していただける販売員になりたいと考えています。
長く続けられる仕事に就きたいと考え、未経験でも応募できる貴社の一般事務に応募いたしました。前職の飲食店では、発注とシフト表の作成を任され、表計算ソフトでの入力に慣れています。正確に、期限を守って作業することを大切にして、早く業務を覚えたいと考えています。
子どもが小学校に入り、平日の昼間に働ける時間ができたため、自宅から近い貴店に応募いたしました。以前、スーパーでレジと品出しを2年間担当していました。慣れた仕事で、長く勤めたいと考えています。
長さは、150〜200字が目安
3つの文で、150〜200字ほどになります。志望動機欄が小さい様式や、アルバイト・パートの応募なら、これで足ります。長く書こうとして話を足す必要はありません。正社員の応募で、もう少し厚く書きたいときの材料の集め方と組み立ては、Rirekisyの「履歴書の志望動機の書き方」も参考になります。
応募先ごとに、1つめの文を書き直す
2つめと3つめの文は、自分についての事実なので、どの応募先でもほぼ同じです。変えるのは、ここを選んだ理由を書く1つめの文です。求人票を読み直し、その会社に合う理由に書き換えます。出す前に、ほかの会社あての文が残っていないかを確かめます。
見本を使うなら、事実を入れ替える
職種別の見本を土台にするのは、良い方法です。ただし、そのまま写しません。見本の中の年数、仕事の内容、資格の名前を、自分の事実に入れ替えます。当てはまらない文は消します。短くなっても、事実だけでできた文のほうが、面接で話しやすくなります。志望動機以外の欄の書き方は、履歴書の書き方完全ガイドにまとめています。
やってはいけない6つのこと
志望動機が書けないときに、やってしまいがちなことです。どれも、書かないより不利になります。
- 志望動機欄を、空けたまま出す
書き忘れか、書く気がないかのどちらかに見えます。書かないなら、欄のない書式に替えます。 - 「特になし」と書く
「貴社に応募した理由は、特にありません」と伝えることになります。空欄より印象が悪くなります。 - 見本の文を、そのまま写す
自分の経歴と合わない文は、読めば分かります。面接で内容を聞かれても、答えられません。 - ほかの会社あての文を、そのまま使う
別の会社の仕事内容や社名が残っていると、それだけで不採用の理由になります。 - 事実と違う理由を書く
持っていない経験や、考えていない目標を書くと、面接で話が続きません。入社後に任される仕事にも影響します。 - 待遇だけを理由にする
「給与が高いため」「休日が多いため」だけでは、条件の良い会社がほかにあれば移る人に見えます。待遇を理由にするなら、長く働きたい気持ちと合わせて書きます。
面接で志望動機を聞かれたときの答え方
志望動機欄のない履歴書を出した人も、面接では理由を聞かれます。長く話す必要はありません。
答える内容は、8章の3つの文と同じです。ここを選んだ理由、自分ができること、入ってからやりたいこと。この順に話すと、30秒ほどになります。
「自宅から近く、長く勤められる職場を探していて、応募しました。前の仕事では引越の作業を3年やっていたので、荷物の扱いと体力には自信があります。まずは担当の地域の道を早く覚えたいと思っています。」
- 条件を理由にしてよい
「家から近い」「未経験でも応募できた」は、正直な理由として話せます。そこに「長く勤めたい」を添えると、採用する側が知りたいことに答える形になります。 - 「特にありません」は避ける
書類に書かないのは書式の選び方ですが、面接で答えないのは、質問に答えていないことになります。 - 書類に書いたことと、内容を変えない
職務経歴書やメールに理由を書いた場合は、同じ内容を話します。 - 前の職場の悪口にしない
辞めた理由を聞かれても、不満を並べず、次の職場でやりたいことに話を移します。
よくある質問
志望動機のない履歴書について、よくある疑問に答えます。
レジュ速で作る場合
レジュ速には、志望動機欄のない書式が2つあります。
- 職歴広め・志望動機無し
学歴・職歴25行、免許・資格8行。写真欄と本人希望欄があります。転職の応募で、職務経歴書と一緒に出す人に向いています。この書式で作成を始める - パート・バイト用
学歴・職歴21行、免許・資格7行。就労希望曜日・希望就労時間・本人希望の欄があります。アルバイト・パートの応募に向いています。この書式で作成を始める
志望動機を書くことにした場合
志望動機欄のある書式を選ぶと、作成画面で、職種別の志望動機の例文を見られます。例文は8つの分野・150の職種に分かれていて、選ぶと入力欄に入ります。入った文の年数や仕事の内容を、自分の事実に書き換えて使います。選んだ例文と、自分の性格・強みをもとに、AIが下書きを作る機能もあります。志望動機欄のある標準の書式は、こちらから作成を始められます。
職務経歴書に、応募の理由を書く場合
レジュ速の職務経歴書には、職務要約と自己PRの欄があります。志望動機という名前の欄はないので、応募の理由は、自己PRの最後に書き添えます。
志望動機欄のない履歴書は、レジュ速で無料で作れます
学歴・職歴欄を25行に広げた、志望動機欄のない書式を用意しています。作成した履歴書は、PDFでダウンロードできます。
志望動機欄のない履歴書を作成するサポートコンテンツ
履歴書・職務経歴書作成をサポートするコンテンツと
転職を応援するオルグローの無料サービス