副業・ダブルワークの履歴書の書き方
職歴・本人希望欄・志望動機の例文
副業やダブルワーク(Wワーク)の応募でも、履歴書の基本は変わりません。違うのは、本業があることを前提に、いつ・どれだけ働けるかを伝える点です。このページでは、職歴欄・本人希望欄・志望動機の3か所について、書き方と例文をまとめました。
職歴欄:本業は隠さずに書く
今の勤務先は、職歴の最後に書きます。
- 会社名は正式名称で書く
入社の年月と会社名を書き、次の行に「現在に至る」と書きます。 - 最後に「以上」と書く
「現在に至る」の次の行に、右寄せで書きます。 - 本業を省かない
採用する側は、シフトや労働時間を決めるために、本業の勤務を知る必要があります。あとから分かると、信頼を損ないます。
| 職歴 | |
| 平成31年4月 | 株式会社〇〇物流 入社 |
| 現在に至る | |
| 以上 | |
立場別の書き方
- 正社員として働きながら副業をする
本業の会社を書き、「現在に至る」とします。 - パート・アルバイトを掛け持ちする
今の勤務先を「株式会社〇〇 入社(パート)」のように、雇用形態を添えて書きます。 - すでに別の副業をしている
その勤務先も職歴に書きます。働ける時間が限られることは、本人希望欄で伝えます。 - 個人で仕事を受けている
業務委託やフリーランスの場合は「個人事業主として開業」と書き、仕事の内容を括弧で添えます。
| 職歴 | |
| 令和3年6月 | 株式会社〇〇ストア 入社(パート) |
| 現在に至る | |
| 以上 | |
アルバイトやパートどうしの掛け持ちで、シフトの希望の書き方まで知りたい場合は、バイト・パートを掛け持ちするときの履歴書も参考になります。
本人希望欄:働ける曜日と時間を書く
副業の応募で採用担当者がまず知りたいのは、いつ働けるかです。
- 働ける曜日と時間帯
「土日は終日」「平日は19時以降」のように、具体的に書きます。 - 週に働ける日数
「週2〜3日」のように、目安を書きます。 - 本業の勤務時間
本業が何時から何時までかを書くと、シフトを組む側が判断しやすくなります。 - 連絡のつく時間帯
本業の勤務中に電話に出られない場合は、出られる時間帯を書きます。 - いつから働けるか
「即日勤務可能」「〇月〇日以降」のように、勤務を始められる日を書きます。
本業(平日9:00〜18:00勤務)があるため、副業としての勤務を希望いたします。
勤務可能日:土曜・日曜は終日、平日は19:00以降
希望日数:週2〜3日
ご連絡は、平日18:30以降または土日にいただけますと幸いです。
本業(平日9:00〜17:30勤務)の終業後の勤務を希望いたします。
勤務可能日:月曜〜金曜の18:30〜22:00
希望日数:週3日程度
現在、別の勤務先で火曜・木曜の9:00〜15:00に勤務しております。
勤務可能日:月曜・水曜・金曜は終日、土曜は午前
扶養の範囲内での勤務を希望いたします。
給与や待遇は、求人に書かれた条件どおりでよければ書きません。
本業に繁忙期や残業がある場合
働ける日が減る時期が分かっていれば、先に書いておきます。「毎年3月は本業の繁忙期のため、勤務日数が減る可能性がございます。」のように、時期と影響を1文で伝えます。
志望動機:選んだ理由と、両立できることを書く
志望動機には、応募先を選んだ理由と、本業と両立できることの2つを入れます。
- 「収入のため」だけで終わらせない
収入が目的でもかまいません。そのうえで、なぜこの職場・この仕事なのかを1つ加えます。 - 両立できる根拠を書く
自宅から近い、本業が定時で終わる、土日が休み、など、続けられる理由を書きます。 - 本業や過去の経験が活きるなら書く
応募する仕事に近い経験があれば、年数や内容を添えます。
本業は平日の日中勤務で、土日を使って収入を補いたいと考え、応募いたしました。貴店は自宅から自転車で10分の距離にあり、無理なく通えます。学生時代に飲食店で3年間アルバイトをしており、ホールでの接客には慣れています。土日は終日勤務が可能です。
本業では、物流倉庫で入出荷の管理を担当しています。この経験を活かせる仕事を探しており、貴社の週末の倉庫作業の募集に応募いたしました。本業は土日が休みのため、週末は安定して勤務できます。
現在は午前中のみのパート勤務で、午後の時間を使って働きたいと考え、応募いたしました。貴店は自宅から徒歩圏内にあり、午後からの勤務にも無理なく通えます。現在の職場ではレジと品出しを2年間担当しており、貴店でもすぐにお役に立てると考えています。
本業では事務職として働いており、接客の経験を積みたいと考え、応募いたしました。貴店は未経験者への研修があると求人で拝見し、基礎から学べる点に魅力を感じています。本業は土日・祝日が休みで残業もほとんどないため、週末の2日間は安定して勤務できます。
例文はそのまま写さず、応募先の仕事と自分の状況に合わせて書き換えます。
書かないほうがよいこと
- 本業への不満
「本業の給料が安いため」のように不満を理由にすると、同じ理由で辞める人だと受け取られます。「収入を補いたい」と言い換えます。 - 「とりあえず」「短い間だけ」
働く期間が決まっている場合は、本人希望欄に期間を書きます。志望動機には書きません。
そのほかの欄:基本は本業の応募と同じ
職歴・本人希望・志望動機のほかは、ふつうの履歴書と同じ書き方です。
- 学歴
高校卒業から書くのが一般的です。 - 免許・資格
応募する仕事に関係するものから書きます。配達や送迎の仕事では、運転免許を確かめられます。 - 写真
3か月以内に撮ったものを使います。本業の応募用に撮った写真でもかまいません。 - 日付
提出する日を書きます。
欄ごとの書き方は履歴書の書き方完全ガイドで、郵送・メール・持参の方法は履歴書の提出マナーで解説しています。
応募前に確かめること
履歴書を書く前に、次の4点を確かめておきます。
- 本業の就業規則
副業が認められているか、届け出が必要かを確かめます。 - 社会保険
副業先で働く時間が長い場合は、副業先でも社会保険に入ることがあります。条件は応募先に確かめます。 - 本業と副業を合わせた労働時間
雇われて働く仕事を掛け持ちする場合、労働時間は本業と副業を合わせて数えます。応募先から本業の勤務時間を聞かれたら、正確に答えます。 - 税金の手続き
副業の収入によっては、自分で確定申告をする必要があります。条件は国税庁の案内で確かめます。
本業に知られたくないとき
履歴書の書き方を変えても、本業に知られるかどうかは変わりません。
- 履歴書の内容が本業に伝わることは、通常ない
応募先が、本人に断りなく本業の会社へ連絡することは、通常ありません。 - 本業を書かなくても、解決にならない
職歴から本業を抜いても、知られる可能性は下がりません。応募先に対して、経歴を偽ることになります。 - きっかけになりやすいのは住民税
副業の収入が増えると住民税の額が変わり、本業の会社に届く通知から分かることがあります。手続きは、住んでいる市区町村の案内で確かめます。
面接で聞かれること
履歴書に書いた内容は、面接で確かめられます。答えを用意しておきます。
- 本業の勤務時間と、残業の有無
シフトに入れる時間を確かめるための質問です。残業が多い曜日や時期も伝えます。 - 本業の会社が副業を認めているか
就業規則を確かめた結果を、そのまま答えます。 - 週に何日、いつまで働けるか
本人希望欄に書いた内容と、同じ答えにします。 - 急なシフトの変更に対応できるか
できる範囲とできない範囲を、はっきり伝えます。
よくある質問
副業・ダブルワークの応募で出やすい質問をまとめました。
レジュ速で作る場合
副業・ダブルワークの応募には、次の2つの書式が使えます。
- 標準の書式(厚労省推奨)
志望動機欄と本人希望欄の両方があります。副業・ダブルワークの応募全般に使えます。 - パート・バイト用の書式
就労希望曜日と希望就労時間の欄があります。シフト制の仕事に向いています。志望動機欄はありません。 - 在籍中の会社は「在籍中」にチェックを入れる
職歴の入力で「在籍中」にチェックを入れると、退社の行が「現在に至る」になります。「以上」は自動で入ります。
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